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JOURNAL · 読み物 · 冬

家でできる、燗のつけ方

特別な道具はいりません。鍋とお湯と、少しの辛抱だけ。やさしい燗のつけ方、燗に向く酒、気をつけたいことをまとめました。

5 分で読めます2026-10-21

燗酒は、ちょっと誤解されがちです。海外では、荒い味をごまかすために熱々で出される酒として出会う人も多いでしょう。でも、良い酒をていねいに温めた燗は、寒い季節の大きな楽しみです。やわらかく、まろやかで、米のうま味がたっぷり感じられます。

燗に向く酒

向いているのは、純米、本醸造、山廃や生酛、そして秋のひやおろし。しっかりした味とうま味のある酒です。香りの華やかな吟醸系は、冷やの方が持ち味が出やすいことが多いですが、決まりではありません。裏ラベルに「お燗おすすめ」と書かれていることもあります。

その1:湯煎

  1. 徳利に注ぐ

    徳利(または耐熱の器)に、肩のあたりまで注ぎます。温まると膨らむので、口いっぱいまでは入れません。

  2. お湯を沸かして、火を止める

    鍋のお湯を沸騰直前まで温めて、火を止めます。やさしく温めるのがコツです。

  3. 徳利をお湯に入れる

    お湯が、中の酒と同じ高さくらいまで来るようにします。

  4. 早めに、こまめに確かめる

    数分たったら確かめ始めます。温度計があれば簡単です。なければ徳利の底をさわって、手に「温かい」と感じるくらいがぬる燗の目安です。

その2:電子レンジ

電子レンジでもできますが、ひとつ注意点があります。温まり方にムラがあり、徳利の上の方が熱くなりがちです。少しずつ温めて、その都度軽く混ぜましょう。注ぐ前に少し置くと、温度がなじみます。

何℃にする?

呼び名温度向いている場面
人肌燗約35℃ほんのり温かい。最初の一歩に
ぬる燗約40℃Namiのおすすめ。やわらかく、まろやか
上燗約45℃もう少しキリッと
熱燗約50℃いわゆる熱燗。辛口でシャープな印象に

おまけ:燗冷まし

温めた酒は、盃の中で少しずつ冷めて、味も変わっていきます。一度温めてから冷めた酒を「燗冷まし」と呼び、これが好きという人もたくさんいます。冷やより丸く、燗より落ち着いた味。冷めていく変化も楽しんでみてください。

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