ラベルの言葉を全部読む必要はありません。大事なものを、正しい順番で読めば十分です。Namiの順番を紹介します。
どこに置かれているか
読む前に、まず見ます。「生」と書かれた酒は火入れしていないので、冷蔵されているべきです。暖かい棚に置かれた生酒は見送りましょう。酒を冷やしている店は、酒を大事にしている店です。
いつ瓶詰めされたか
日本のラベルには「製造年月」があります。瓶詰めした年月です。多くの日本酒は新しいほどおいしいので、日付が新しいのは良いしるし。あえて熟成させた酒は別です。「R5BY」のような酒造年度が書かれていることもあります。
特定名称は何か
「純米」「吟醸」「大吟醸」「本醸造」などは、造り方を表します。醸造アルコールを加えたかどうか、米をどこまで削ったか。味の順位ではなく、スタイルの手がかりです。
精米歩合はどのくらいか
精米歩合は、削ったあとに残った米の割合です。40%のように低ければ軽く華やかに、70%のように高ければふくよかでうま味寄りに。上下ではなく、方向の違いです。
米・酵母・産地
「原料米」は米の名前です。山田錦、五百万石、雄町など。麹米と掛米を分けて書いているラベルもあります。酵母や産地も、覚えてくるとさらに手がかりになります。
最後に、数字
「日本酒度」と「酸度」は、甘口か辛口かのヒントです。日本酒度が高いほど辛口に感じやすく、酸が多いとキレよく感じやすい。ただし目安にすぎません。温度や料理で印象は大きく変わります。
アメリカの店で選ぶなら
輸入された酒には英語のシールが貼られています。注目したいのは輸入元の名前。輸入元はそれぞれ好みで酒を選んでいるので、自分に合う輸入元が見つかれば、その会社の別の酒も試す価値があります。英語のシールにはアルコール度数や容量も書かれています。